9月。

夏がゆっくりと姿を消そうとしている。
稲穂はふくふくと実りだし、色を濃くしている。
今年って、もう3ヶ月しかないんだ。
そんな当たり前のことに驚いたり。

8月の頭からずっと感情が消化不良を起こしている。
吐きたい、けど、吐けない。
ただずっとドロドロとしたものが喉の奥につっかえてる。
死にたいだの、死にたくないだの。
好きだの、嫌いだの。
正直全部全部どうでもいいんだ。
その類の感情はとっても退屈だよ。
なんでそんなつまらないことで頭の中をいっぱいにしなきゃいけないんだろう?

あの子が消えてから、どれくらいたったんだろう。
いい加減剥がさなきゃいけないと思っていたあの子の絵を壁から全部剥がした。
君が何処かで幸せに生きてくれてたらいいなと思う。

私はどこまでいっても私にしかなれないのに、
何を少し焦っているんだろう。